📅 公開日:2026年3月20日

【ITパスポート試験】経営戦略・マーケティング・財務を完全解説

ITパスポート試験のストラテジ系分野では、経営戦略・マーケティング・財務・法務など幅広いビジネス知識が問われます。IT系・非IT系を問わず、すべての社会人に必要な基礎知識を体系的に整理しましょう。


1. 経営戦略の基本フレームワーク

SWOT 分析

企業の内部環境(強み・弱み)と外部環境(機会・脅威)を整理する分析フレームワークです。

プラス要因 マイナス要因
内部環境 S(Strengths:強み) W(Weaknesses:弱み)
外部環境 O(Opportunities:機会) T(Threats:脅威)

PPM(プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント)

「市場成長率」と「相対的市場シェア」の2軸で事業を4象限に分類する手法です。

象限 市場成長率 市場シェア 戦略
花形(Star) 投資継続
金のなる木 収益回収
問題児 選択投資
負け犬 撤退検討

バランスト・スコアカード(BSC)

財務・顧客・内部プロセス・学習と成長の 4つの視点 から組織のパフォーマンスを多角的に評価・管理するフレームワークです。財務指標だけでなくバランスの取れた管理が特徴です。


2. 競争戦略

ポーターの競争戦略

マイケル・ポーターが提唱した3つの基本戦略です。

戦略 内容
コストリーダーシップ戦略 業界最低コストで競争優位を確立
差別化戦略 独自性・品質・ブランドで高付加価値を提供
集中戦略 特定の市場セグメントに絞って対応

コアコンピタンス

他社が簡単に真似できない企業独自の 中核的な強み・能力 のことです。コアコンピタンスを活かした事業展開が競争優位につながります。


3. マーケティングの基礎

4P(マーケティングミックス)

要素 内容
Product(製品) 何を提供するか 機能・品質・ブランド
Price(価格) いくらで提供するか 定価・割引・サブスク
Place(流通) どこで提供するか 店舗・EC・直販
Promotion(プロモーション) どう知らせるか 広告・SNS・口コミ

主なマーケティング手法

手法 内容
マスマーケティング 不特定多数に一律のアプローチ
ターゲットマーケティング 特定のセグメントに絞ったアプローチ
ワン・トゥ・ワンマーケティング 個々の顧客に合わせたアプローチ
ロングテール戦略 ニッチな商品を多数揃えて収益を上げる

4. 経営管理システム

システム 英語 役割
ERP Enterprise Resource Planning 基幹業務(製造・販売・財務・人事)の統合管理
CRM Customer Relationship Management 顧客情報の一元管理・関係強化
SCM Supply Chain Management 調達〜製造〜物流〜販売の最適化
SFA Sales Force Automation 営業活動の効率化・自動化

5. 財務・会計の基礎

貸借対照表(バランスシート)

企業の 財政状態(資産・負債・純資産)を表す財務諸表です。

  • 左側(借方):資産(現金・売掛金・設備など)
  • 右側(貸方):負債(借入金など)+ 純資産(自己資本)

損益計算書(P/L)

企業の 経営成績(収益・費用・利益)を表す財務諸表です。

売上高 − 売上原価 = 売上総利益 − 販管費 = 営業利益 ± 営業外損益 = 経常利益

損益分岐点

利益がゼロになる売上高のことです。この金額以上売れれば黒字、以下なら赤字です。

損益分岐点売上高 = 固定費 ÷(1 − 変動費率)


6. 法務の基礎

法律 主な内容
著作権法 プログラム・文書・映像などの創作物を保護(創作時点で自動発生)
特許法 発明を保護(出願から20年)
不正競争防止法 営業秘密(秘密管理性・有用性・非公知性)を保護
個人情報保護法 個人を識別できる情報の適切な取り扱いを規定
労働者派遣法 派遣労働の適正化(指揮命令は派遣先)

まとめ

  • SWOT 分析:内部(S・W)× 外部(O・T)で戦略立案
  • PPM:花形・金のなる木・問題児・負け犬の4象限
  • 4P:Product・Price・Place・Promotion
  • ERP:基幹業務の統合管理 / CRM:顧客管理 / SCM:サプライチェーン管理
  • 損益分岐点:固定費 ÷(1 − 変動費率)

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