基本情報技術者
テクノロジ系
共通鍵暗号方式の問題点として適切なものはどれか。
1.
処理速度が遅い
2.
鍵の配送が困難である
✓ 正解
3.
暗号強度が低い
4.
通信相手の認証ができない
📝 解説
共通鍵暗号方式(対称暗号方式)は暗号化と復号に同じ鍵(共通鍵)を使う暗号化方式です。最大の問題は「鍵の配送問題」で、安全な通信を始めるために最初に共通鍵を相手に渡さなければならないのに、その鍵を渡す経路が安全でなければ盗み見られてしまうというジレンマがあります。金庫の鍵の受け渡しに例えると、金庫(暗号化されたメッセージ)は鍵を持っている人しか開けられませんが、その鍵を安全に相手に届けるためには「別の安全な経路」が必要で、最初の鍵の受け渡しが最大の課題です。AES・DES・3DESなどが代表的な共通鍵暗号アルゴリズムで、処理速度が速いため大量データの暗号化に向いています。この鍵配送問題を解決するために考案されたのが公開鍵暗号方式(RSA・楕円曲線暗号等)で、実際のSSL/TLSでは「公開鍵暗号で共通鍵を安全に交換し、その後は高速な共通鍵暗号で通信する」ハイブリッド方式が使われています。誤答の「処理速度が遅い」は公開鍵暗号方式の特徴(共通鍵暗号は高速)、「暗号強度が低い」はAESなど現代の共通鍵暗号は十分強度があります。「共通鍵暗号の弱点=鍵配送問題・ハイブリッド方式で解決」と覚えましょう!