基本情報技術者
テクノロジ系
スパニングツリープロトコル(STP)の目的として適切なものはどれか。
1.
ネットワークの速度を上げる
2.
ネットワークのループを防止する
✓ 正解
3.
セキュリティを強化する
4.
帯域幅を増やす
📝 解説
STP(Spanning Tree Protocol:スパニングツリープロトコル)はLAN内でスイッチを冗長接続(二重化)した際に必然的に生じるループを論理的に遮断し、フレームが永遠にループし続けるブロードキャストストームを防ぐプロトコルです。電気回路でショートサーキット(短絡)が発生すると過電流が流れて危険なように、スイッチがループ状に接続されるとブロードキャストフレームが無限に流れ続けてネットワークが麻痺します。STPはルートブリッジを選出し各スイッチポートを「転送」か「ブロッキング(遮断)」に設定することで論理的にループのないツリー構造を作り出します。障害時にはブロッキングポートが転送に切り替わり冗長性を活かした自動切り替えも行います。より高速な後継プロトコルとしてRSTP(Rapid STP:高速スパニングツリー)やMSTP(Multiple STP)があります。誤答の「ネットワークの速度を上げる」は帯域幅拡張・LAGなどの技術、「セキュリティを強化する」はファイアウォール・802.1Xなどの技術、「帯域幅を増やす」はリンクアグリゲーション(LACP)の目的です。「STP=スイッチのループ防止・ブロードキャストストーム対策」と覚えましょう!