情報セキュリティマネジメント
テクノロジ系
ステートフルインスペクションの説明として適切なものはどれか。
1.
パケットのIPアドレスのみでフィルタリングする技術
2.
通信の状態(セッション)を追跡してより高度なフィルタリングを行うファイアウォール技術
✓ 正解
3.
HTTPSの通信を検査する技術
4.
マルウェアを検知する技術
📝 解説
ステートフルインスペクションは「パケットの中身だけでなく、通信のセッション状態(接続の文脈)を追跡・記録することで、より高度なフィルタリングを行うファイアウォール技術」です。コールセンターの通話管理に例えると、単純なパケットフィルタリングが「かかってきた電話の発信元番号だけを見てOK/NGを判断する」なら、ステートフルインスペクションは「この電話はさっき弊社からかけた電話の折り返しですか?それとも見知らぬ着信ですか?という通話の文脈(ステート=状態)を管理して判断する」より賢い仕組みです。TCP通信ではSYN(接続開始)→SYN-ACK→ACKというハンドシェイクの状態を管理し、確立済みセッションへの応答パケットを適切に許可しながら、不審なパケットを遮断できます。現代のファイアウォールのほとんどはステートフルインスペクションを採用しており、単純なパケットフィルタリングより安全性が高いです。誤答の「パケットのIPアドレスのみでフィルタリングする技術」は単純なパケットフィルタリングの説明、「HTTPSの通信を検査する技術」はSSLインスペクション(DPI)の話です。「ステートフルインスペクション=通信の状態(セッション)を追跡してパケットの文脈を踏まえたフィルタリング」と覚えましょう!